「光と影が教えてくれた、“人を撮る”という仕事」
- 1月16日
- 読了時間: 2分
前回の記事でご案内したリサイタルに合わせて、ピアニスト管谷さんの新しい宣材写真を撮影しました。
以前から竣工写真でお世話になっているカメラマンさんです。建築写真だけでなく、人物の「人間味」を引き出す撮影が得意な方です。
撮影場所は、福岡市内を一望できる、とても印象的な空間でした。
芸術にゆかりのあるご自宅兼アトリエのような場所で、大きな窓と2枚のロールスクリーン、そして柔らかな自然光が、主役でした。
照明機材も持ち込んでいましたが、最終的に、主役になったのはやはり自然光です。
ロールスクリーンを「あと20センチだけ上げましょうか」「内側だけ少し下げてみましょう」と、少しずつ動かしていくたびに、光の入り方が変わり、表情の印象もガラッと変わっていきます。
今回休憩中の雑談の中でカメラマンさんが教えてくれた一言が、とても印象に残っています。
「写真には“思い”は載せられない。だからこそ、思いがあるように見せるのは、技術なんです。」
その言葉を聞いたとき、フィンランドで見た光と影の風景や、自分たちが建築で大切にしていることとどこかつながっているように感じました。
図面の外側にある、お客様の暮らしや思い
フレームの外側にある、その人のストーリー
どちらも「見えないところ」を想像しながら形にしていく、とても近い仕事なのかもしれません。
撮影は予定時間を大きくオーバーして、気づけば夕方になっていました。それでも「もっと撮っていたい」と思うくらい、楽しくて学びの多い時間でした。
PLUMPLANはこれからも、建築と写真、音楽と空間など、異なるジャンルのプロフェッショナルと一緒に、「一体感のある場づくり」にチャレンジしていきたいと思います。
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