トルコ研修 物価編
- 上野 浩太
- 2024年10月27日
- 読了時間: 2分
前回は、弊社代表の梅﨑が参加したトルコ研修の食文化について書きました。
今回はトルコの物価についてお届けします。
現在トルコでは、急激なインフレが進んでおり、通貨リラの価値は大きく低下しています。この理由は、ウクライナ戦争によるエネルギー価格の高騰や過去の利下げ政策によるトルコリラの急落が影響しているようです。
トルコにはオールドタウン(観光向け)とニュータウン(地元の方が多い)2つのエリアがあります。オールドタウンは高めの価格設定で、ニュータウンは、地元の人も住んでいるため比較的物価が安いイメージです。

例えば地元の方達が飲む水などは、10トルコリラ(約50円)程度なのですが、高いエリアで購入すると50トルコリラ(約250円)と5倍ぐらい価格が跳ね上がるといったイメージです。

ちなみに、イスタンブール空港に行ってビックリしたことがありました。

それは、空港で売っている飲みものの価格です。
トルコの街中では、一杯500円から600円の飲みものも、空港に入ると、まず通貨がユーロになり、1000ユーロ〜1500ユーロ。現在1ユーロが約160円程度ですので、1600円から2000円を超える価格なのです。
トルコ通貨の価値の変動が大きすぎて信用度が低いため、空港では安心して利用できるユーロが採用されているようです。また空港の場合は、ほとんどが海外の人向けのサービスのため価格設定も非常に高く感じました。
実際に今回の研修期間でもトルコリラの価値は、日々下がっているのを両替場などに表示される交換レートなどで確認できました。入国して数日経過してから見ると、1トルコリラが5円から4円程度まで下がる状況も見受けられました。
また海外であるチップ文化は、絶対に必要という感じではなく、払う人もいれば払わない人もいるような状況のようです。
これだけ自国の通貨価値が下落しているため、海外の人からすると比較的物価が安く感じることが多いと思います。現在日本円も円安の影響で海外旅行などでは色々と高く感じるタイミングですが、トルコではそこまで大きな円安を感じる機会は、あまりありませんでした。空港は除きます。笑
今回はトルコの物価について考えてみましたが、改めて政治の重要性を感じる機会となりました。国内だけで生活していると直接的に為替などを気にする機会はなかなかありませんが、海外に足を運び改めて物価や通貨価値などについて考えるきっかけとなりました。
